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ディズニー音楽の和訳・考察を中心にしていく予定.

MacBookのキーボードカバーの功罪

最初に

頻繁にキーボードを叩く人であれば,1年もすればMacBookのキーボードは汚れが目立つだろう.黒いキーボードであれば一見皮脂の汚れのような嫌な光沢が消えなくなるし,キーボードの間にも小さなゴミが入り込んでしまう.


丁寧に使えば汚れないと思った方には悲報なのだが,キーボードを頻繁に叩く人であれば間違いなく1つの汚れがついてしまう.それは,先ほど言及したキーボードの光沢(テカリ)汚れである.一見皮脂の汚れのように見えるのだが実はそうではない.新品時はキーボード表面は細かくギザギザしているのでマットな質感なのだが,キーボードを叩くうちに平らになってしまい,それが結果的に光沢があるように見えるのである.優しくタイピングすればひょっとしたら削れなかもしれないが,それは作業効率を大きく落とすだろうし,キーボード表面の摩耗は避けれれないだろう.

 

※テカリは摩耗が原因だと聞いたとき信じられず,キーボードのキーを一部を外して食器用洗剤でかなり徹底的に洗ったが,テカリは取れなかった.どうやら皮脂が原因ではないというのは本当らしい.


ではキーボードが汚れないためにはそうしたら良いのかというとキーボードカバーである.Amazonで大体1000~2000円で購入できる.自分自身MacBook Air用とMacBook Pro用のものを持っているが,それについてメリデメを話して見ようと思う.

 

メリット

  • キーボードが汚れない

デメリット

  • MacBookに使用すると,排熱を妨げる原因になる
  • タイピング時の打鍵感が良くない(タイピング速度の低下)
  • 装着させたまま持ち運ぶと,ディスプレイに跡が残る(少なからずディスプレイには物理的圧力がかかる)

以下箇条書きして点について補足していく.

 

まずメリットだが,「キーボードが汚れないこと」これに尽きる.逆にこれ以外何のメリットもない.強いていうならタイピング音が鈍い音になるので,周りの人の邪魔にならないという点はメリットになり得るかもしれないが.

 

そして次にデメリットだが,3つの大きなものがある.まず排熱について取り上げる.俺はMacBook Airintel, 2020)用のキーボードカバーを持っていたが,このモデルはキーボードの隙間から排熱をする仕様である.故にキーボードカバーは,かなりデバイス自体に負担を掛けるものと言える.このモデルはただでさえ発熱が目立つ端末であるから排熱の問題は非常に気掛かりであった.

 

Appleシリコンを積んだモデルは発熱が抑えられていることが挙げられるし,さらに言えばMacBook Pro(M3)には背面に排熱口が用意されているため,俺のMacBooK Airよりは排熱について過敏になる必要はないだろう.ただし,キーボードからの排熱も想定して作ってあると考えられるため,この問題が完全に解決した訳ではない.

 

次にタイピングの感触(打鍵感)が良くない点である.キーボードカバーを装着してしまうと,押し込める幅が小さくなるせいなのか打鍵感が非常に悪くなる.もとより押し込む感触があまりないMacBookのキーボードだが,この感触がさらに薄くなる.慣れの問題かと最初は思っていたが1年ほど経過して尚,慣れないということは今後も慣れることはないだろう.そしてこの問題は,作業満足度を下げるだけでなく,タイピング速度が落ちることにもつながる.なので高速で文章を打ち込みたい時などは外して使うことが多々あった.

 

最後に装着したまま画面を閉じるとディスプレイにダメージがある問題がある.明確にダメージが入るという情報源があるわけではないのだが,圧迫してしまうということは直感的に問題があると考えられる.持ち運ぶ際にはキーボードケースに毎回入れて持ち運ぶ必要があり,これも少々手間である.

結論

最後にキーボードカバーを使用するべきか否かの結論を出して終わろうと思う.個人的には購入するべきである.ただし使い方は,以下通りである.

  • 基本的に作業時は気分が乗らない限り使わない
  • 手が汚れていると感じる際だけ使用
  • MacBookの前で何か食べる時に使用

上のような使い方が個人的に最適解だと思う.綺麗にパソコンを使いたい気持ちはよく分かるが,それが原因で作業効率や作業満足度を落とすのは割に合わない.そこで基本的には使用せず,何かを食べて手が汚れているときだけ使用するという使い方が考えられる.